主なデータ型は4種類 [Java]
前回は、演算子について説明しました。
その中で「int a」のintの部分をデータ型、aを変数であると説明しました。
変数の部分は箱に入れる中身がわかるような名前にしておくということでした。
今回は、このデータ型について説明していきたいと思います。
データ型は、簡単に言うと箱の種類・大きさを表しています。
引っ越しで例えると、
Sサイズの段ボールなのか、Mサイズなのか、Lサイズなのか、
それとも、衣類を入れることができるハンガーボックスなのか、
家具を包み込むネット毛布なのか。
収納するものの種類や大きさによって使い分けます。プログラミングでも同じです。
文字なのか、数字なのか(大きな数字なのかどうか)などによって使うことのできるデータ型が異なります。
前回使ったのはintというデータ型でした。これは普通の整数を収納できるデータ型です。具体的には−2147483648〜2147483647の範囲内の整数を扱うことができます。
intの他にも整数に対応したデータ型はありますが、intでほとんどの整数をカバーできるため割愛します。(long,short,byte)
さて、intは整数に限られました。小数の場合はどうなるのでしょう?
小数の場合は主にdoubleを用います。(floatについては割愛)
数字以外には文字が考えられますね。文字の場合は主に Stringを用います。ただし、一文字の場合に限りcharを用いても良いことになっています。
その他、YesかNoかで答えられるような二者択一のものに対してはbooleanを用います。収納するデータは必ず(yesなら)trueか(noなら)falseになります。
収納するデータによってこの型を使い分けます。
主に、整数(int)、小数(double)、文字(string)、二者択一(boolean)の4種類を使い分けることになります。例えば、文字列のデータに対してintを使うとエラー(コンパイルエラー)になり、実行できません。種類が全く違うからです。
ただし、byte,short,intのデータ型をlongのデータ型に収納するのは可能です。種類が同じ、かつ、より大容量のデータ型なら可能なのです。(通常はintで事足りるのでintを使っておけば問題ないです。)
以下に簡単にデータ型についてまとめておきます。
整数 long 大きな整数
int 普通の整数
short 小さな整数
byte とても小さな整数
小数 double 普通の小数
float 少しあいまいな小数
文字 String 文字列
char 1文字
真偽 boolean trueかfalse
次はデータ型とセットになっている「変数」についてさらに詳しく説明していきたいと思います。
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