分岐のプログラム その4 [Java]
前回に続きifを使った分岐のプログラムについて説明していきます。
前回までは「==」、「>」、「>=」などの関係演算子や、「&&」、「‖」を使った「かつ」、「または」のプログラムについて説明しました。
今回はifの条件式()内で文字列の比較をするパターンについて説明します。
例えば、何かのサイトにログインする時に、パスワードやIDを忘れてしまった場合、「秘密の質問」の入力を求められることがありますね。
そして、その質問の答えはたいてい文字列です。
前回までは数字の比較でしたが、文字列の比較ではまた違った式を使います。
それが、「equals」です。
例えば、秘密の答えが太郎に等しいというとき
answer.equals("太郎")
というように表現します。
それでは実際にソースコードの例をみていきましょう。
public class Main{
public static void main(String[] args){
System.out.println("秘密の質問の答えを入力してください。");
System.out.println("あなたの犬の名前は何ですか。");
String answer=new java.util.Scanner(System.in).nextLine();
if(answer.equals("ポチ")){
System.out.println("正解です。あなたのパスワードは12345です。");
}else{
System.out.println("違います。");
}
}
}
実行結果
秘密の質問の答えを入力してください。あなたの犬の名前は何ですか。
(「ポチ」なら)
正解です。あなたのパスワードは12345です。
(それ以外なら)違います。
ifの条件式()内は
answer.equals("ポチ")
となっています。
answerは、その前の行でString型の変数として文字入力を受け付けた変数ですね。
今回はこのString型の変数answerがポチと等しいかどうかの比較(=文字列の比較)を行うため、equalsを使っています。
数値の場合は==、文字の場合はequalsです。
次回はもう少し発展して、三つ以上の分岐について説明していきたいと思います。
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