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命令実行の文 [Java]

これまで変数を宣言する(int a=3;など)、演算(計算)をするといったことをやりました。
しかし、これはコンピュータ内部で行われることであって、実際にプログラムを起動した際には目で見て確認することができません。
これまでは裏方の部分を勉強してきたというわけです。

今回説明する命令実行の文は表舞台で活躍し、プログラムを起動した時に実際に目に見える形として表れる文です。
なんだかワクワクしてきましたね。

実はもうすでに一つ、命令実行の文は出てきています。


例)
public class Main{
 public static void main(String[ ] args){
  int a=3;
  int b=5;
  int sum=a+b;
  System.out.println(sum);
 }
}


おさらいです。

変数aをint型の整数だと定義し、その中に3を入れます。(ちなみにこの3を入れることを変数の初期化といいます)

変数bの中にも同様に5を入れます。

変数sumをint型の整数だと定義し、その中に変数aとbを足したものを入れます。

変数aとbはそれぞれ3と5なので、変数sumは8ということになります。

画面上にsumの値(=8)を表示します。


表示結果

8


このプログラムによって画面上に8が表示されました。

先ほどの話と合わせて説明すると、int型の変数a,b,sumを定義し、演算(今回の場合は足し算)するまでが裏方。

そして、画面に8と表示するのが命令実行の文ということになります。

具体的には、今回使った命令実行の文は、画面上に文字を表示する命令

System.out.println(引数);

です。

ここで引数という単語が出てきました。
これは、簡単にいうと、追加の情報です。

仮に中に追加の情報を入れずに実行した場合、画面に何かを表示するという命令ですが、肝心のその何かがわからないという状況に陥ってしまいます。

そこで、引数には、表示させたい情報を入力することになっています。


これに似た命令に

System.out.print(引数);

があります。
lnがついているかどうかの違いですね。
初めに紹介した方が改行を伴うのに対して、上の命令は改行を伴わず、連続して表示されます。

簡単な例を挙げて見比べてみましょう。

public class Main{
 public static void main(String[ ] args){
  System.out.println("あおき");
  System.out.println("だい");
  System.out.print("あおき");
  System.out.print("だい");
 }
}


表示結果

あおき
だい
あおきだい


この他にもキーボードから入力を受け付けたり、ファイルに書き込むなどさまざまな命令があります。
次回はその他の命令も少し紹介します。

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