メソッドを使うとなぜ開発効率が高まるのか? [Java]
前回、引数の受け渡しについて説明しました。
今回は、「メソッドを使うことでなぜ開発効率が高まるのか?」をサンプルコードを通して説明していきます。
まずは下のコードを見てください。
public class Main{
public static void main(String[] args){
System.out.println("一郎、こんにちは");
System.out.println("二郎、こんにちは");
System.out.println("三郎、こんにちは");
}
}
実行結果
一郎、こんにちは
二郎、こんにちは
三郎、こんにちは
コードに重複がありますね。
このような場合にはメソッドを使うとスッキリします。
今回は画面に「◯◯、こんにちは」と表示するというのが共通しているので、ここをメソッドにして切り出します。
以下のようなコードになりました。
public class Main{
public static void main(String[] args){
hello("一郎");
hello("二郎");
hello("三郎");
}
public static void hello(String name){
System.out.println(name+"、こんにちは");
}
}
こうすることで、コードがスッキリしましたし、何より、見通しがよくなりました。
mainメソッドのメソッドブロック({}内)では、helloメソッドに一郎、二郎、三郎の三つを引数として渡し、呼び出すというだけです。
コードをパッと見て、意味がわかりやすいですね。
また、javaにはAPIと呼ばれるあらかじめ用意されたメソッドがあります。
つまり、自分でメソッドを作らなくとも、APIを調べ、それを利用することで開発効率を高めることができます。
APIについてはまた別記事にて説明します。
今回は引数として1つを受け渡しましたが、複数を引き渡しこともできます。
次回は、引数に名前と挨拶の2つを指定し受け渡してみましょう。
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